2005.12.11
大きな不具合は無く、カーボンとワニスの蓄積とガスケット類の痛みがほとんど。どうやら35年間一度もOHメンテされなかったのでしょう。
取り付けの際に、おっと、そうだ、と忘れていたバルブヘッドカバーのガスケット(コルク製)も交換しておきます。コルクなので締め付けは強くしないでおくのがポイントです。
もちろんなんですが、交換した後はオイルの漏れ&染み出しはピタリと止まりました。
でもって、キャブを取り付けた後に、再度ポイントギャップを0.25mmにシックネスゲージであわせ、点火タイミングBTDC10°に合わせる。すると、吹けあがりが非常によくなりエンジン回転にあわせてトルク感が出てくるようになりました。ドエル角は見ていませんが多分正規の値に近いんじゃないでしょうか。
あとはマフラーを交換すれば点火・給排気の基本メンテは終了なんですが、本当にマフラーは届くのでしょうか?
2005.12.09
MOTORCARS-LTD.COMが使える、ということで懲りもせず再度発注。今度はマフラーを発注してしまいました。詳細としては
などなど。ついでにエアエレメントとかも買ったりしちゃいました。あ!マッドガードもある!在庫があるかわかんないけどついでにポチ。
んでもって、ふと目に入ったのが「ショック」。なんとKYBのがあるじゃあありませんか!
GAS-a-justシリーズのもので、値段もすんげーお値打ち(@US$38ほど)。
こりゃあ買うしかない!と思ったのだがこれまでで既に15kgくらいの梱包重量になっているので、これ以上買うと輸送料が購入価格を超えてしまうので、次の機会にしました。
まぁ、ほとんどの部品が半額以下なので倍かかってもいいのですが。
でもなぜアメリカはこんなに安いんでしょうか?どこのサイトでも部品がデッドストック品は半額近くになっています。もしかしてアメリカでも164は廃れてゆく車だから在庫一掃処分状態にあるんでしょうかね。なら買うなら今しかない!
2005.12.06
そういえば日曜日にキャブを取り外す前にプラグコードとデスビキャップを交換したので、そのときの話を。
部品の交換そのものは超簡単に終わりました。そりゃそーだ、本当にはずしてつけるだけの交換ですから。で、変えたついでに点火時期とドエル角を合わせよう、と思い立った訳です。エンジンテスターとタイミングライトがガレージにおいてあるので、暖気も含めて走ること1時間。でもってガレージの前でデスビの固定ボルトを緩めてタイミングライトで点火時期をBTDC10°に合うようにゆっくりまわして、っと。おお~!なんかアイドリングがさらに静かになったぞ!
・・・とここまではよかった。問題はドエル角です。
ネットで調べたB30Aエンジンのドエル角は42°なんですが、それに合わせようとポイントの固定ねじを緩めてポイントギャップを調整しても、どうしても42°になりません。49°近くまではいくのだが、そこからギャップを離してゆくとテスターの表示が不安定になってゆき、そのうちエンジンがかからなくなる。ポイントが離れたままで、つまりは点火しないということです。
「おっかしーなぁ・・・」と考えること5分。そしてふとあることに気づきました。
そもそもドエル角というのは「カムクロージングアングル」とか言われて、ようするにポイントが導通している(ONになっている)間のデスビの回転角のことで、通常4気筒のエンジンではアイドリングの回転数で42°~48°というのが標準です。
この42°~48°という数字は、360°を4分割した90°のほぼ半分、という数字なのです。
でもってB30Aは6気筒。つまり360°を6分割した60°に対してどれだけか、ということがポイントです。単純に30°にしてしまえばいいのですが、あまりカムクロージングアングルが短いと十分な電流をコイルの一次側に供給できなくなりスパーク(二次)電圧が低下します。ですので実際には4気筒の場合は50°前後、6気筒の場合は40°前後が一般的なドエル角になるわけです。
ここでスペック上のドエル角が42°というなんですが、6気筒の場合は60°に対して42°のポイント閉ですからポイント開角度は僅か18°。4気筒の場合と比べてギャップは必然的に狭くなりませんか、先生?
で、もうちょっと真剣に調べると、ポイントギャップは「0.25mm」とあります。ぅへっ、0.25mm?!むちゃくちゃ狭いやんけ!
ドエル角だけを頼りにして調整していた私が間違っていました。ちゃんとポイントギャップで調整してみます。
ということでキャブがOHできたら、もう一度トライしまっす。でも何でテスターは変な値を示したのだろうか。ギャップが小さいのでチャタリングとかのノイズを拾ってテスターが信号をちゃんと読みきれなくなったのだろうか・・・
前回のやり取りのその後。
ボルボカーズ昭和店から入電(って古い言い方だなぁ)があって「在庫があります」とのこと。
えぇ~、在庫があるっすか?と聞いたら「240と同じ部品なので問題ないです」とのこと。なぁ~るほど。
で、お値段なんですが
- フロントパッド:¥9000
- リアパッド:¥6590
ということで、消費税込みで合計¥16,369なり。
ま、妥当な値段、ということで。
2005.12.04
部品を買うなら、郵送料を考えても海外で買ったほうが断然安いんですが、国内のディーラーで部品を買うというのも「一応VOLVOオーナー」という顔を売る点では重要。
ということで2軒のボルボカーズに行ってきました。
- 1軒目 ボルボカーズ千種店
- とてもやさしそうなサービスの方が出てきました。聞いてみると「パーツリストが無いため、調べるのに時間がかかる」とのこと。うーむ、やっぱ無理かなぁ、と突っ込んで聞いてみると「うちで扱っているお客様の車で一番古いのは88年式の240ですから」。なるほど、おっしゃるとおり、そりゃ無理です。
- 2軒目 ボルボカーズ昭和店
- 一軒目の千種店が「この地域で昔からボルボを扱っているディーラは昭和店さんですね。昔は名古屋支店でしたから」というのでいってみました。曰く「調べれますけどお時間いただきますので・・・明日には連絡できると思いますが、いいですか?」とのこと。うむ、使える(w。突っ込んで聞いてみると「164のパーツリストはあります。けど倉庫の奥に眠っているので、まずそれを探すことからはじめないといけませんね」。さすがは老舗。
っていうか、同じボルボカーズでも系列というか会社が違うので、別会社同士では情報のやり取りはほとんどないんだそうです。
同じ看板をしょっていても、中身は店によってぜんぜん違う、っていうのはどうなんだろうと思うのですが。
リペアキットも届いたので、キャブのOHに取り掛かりました。
キャブの取り外しは至って簡単。エアクリーナケースを取り外し、スロットのリンケージを取り外し、キャブの固定ボルトをはずすだけ。
うーん、すげぇ真っ黒(笑。
これからの、キャブクリーナの有機溶剤との長い戦いが始まるのだ!
2005.12.01
MOTORCARS-LTD.COMで頼んだ部品が届きました。個人的には先にBurlen Fuel Systemsからの部品が先に届いてほしかったのですが「部品が無い」っていうメールが来たまま音沙汰なし。でもプラグコードやデスビキャップが届いたから、よしとしましょう。
届いたのは
- デスビキャップ
- オイルフィルター
- デスビローター(すでに交換したけど予備で)
- イグニションコード(Bougicordです)
- イグニションコイル(BOSCH製。特に異常は無いけど安かった($23)ので
- シリンダヘッドカバーガスケット(予備も含めて3個。やっぱりコルク製だった)
- サーモスタットガスケット(1個頼んだはずが3個入っていた(笑))
- オイルドレインプラグガスケット(1個頼んだはずが10個入っていた(笑))
今回の注文で一番驚いたのが、輸送費が$45くらいだったこと。これはとてもお値打ちです。なので次の発注ではマフラーなどの大物を頼んでみようと考え中。