2007.04.03
一通りの大掛かりな修理の締めくくりとして、最後に残すフロントサスペンションのブッシュ&ボールジョイント交換のみ。
さて、今回はこのブッシュ&ボールジョイントの交換についてあれこれ考えて見ました。
VOLVO 164のフロント周りはごく一般的なダブルウィッシュボーン。なので上下のAアームを外してブッシュとボールジョイントを交換すればいいわけです。
サービスマニュアルを見ると、そこはサービスマニュアル。ちゃんと専用工具(プーラー)を用いています(w
もちろん私はそんなものはないので手持ちの工具で「どのように抜き、どのように圧入するのか」ということを考えなければならない。
専用工具に似た手軽な工具が売っていればいいのだが、検索しても出てこない。もちろんVOLVO 164関連の修理については皆無なので何も情報がない。そりゃそーだわなぁ、日本語のBlogなんてのは私くらいなものだし(^^;
240やAMAZONあたりはボールジョイントがボルト付けされているので交換は楽そうなんですよねー。一方164はAアームに圧入。
圧入とといえばベンチプレスなのだけど、形状が形状だけにそう簡単にベンチプレスでできるとは考えられないのです。
ギアプーラーで抜く&圧入、という技がサンデーメカ的には一般的なんですけど、私、好きじゃないんです、ギアプーラー。爪の引っ掛け方を間違えて失敗したときの(部品に対する)ダメージが大きいんですよね。
さて、どうしたもんだか、とあれこれと探して見たらEdyeの小部屋というところでロワアームのボールジョイント着脱をなかなかGoodな方法で実施しているのをハケーン。
なるほど、結局のところ行き着くところは「抜く&圧入するための『アダプタ』をどうするか」というところな訳で。このあたりは現物合わせでカーマホームセンターで悩め、ということなのでしょうか。
まぁこのあたりのアイデアを組み合わせればなんとかなる、ということがこれでわかりました。
あとは部品購入、といきたいところですが、これまたボールジョイントの値段が高いんですよね。確か単品で福沢諭吉が飛んでゆくような値段だったよーな。。
うーん、部品購入はボーナスまで保留にしましょう。
その時までの覚書、ということで。
2006.01.01
オーバードライブ(OD)付のマニュアルミッション(Type M410)のオイルは一般的なギアオイル(75W-90)ではなくエンジンオイル(指定は20W-40)ということがわかりました。
ODなしのミッション(Type M400)は通常のギアオイルが指定されているので基本的には問題は無いと思われるけど、ODの油圧制御の関係上ギアオイルだと硬すぎて油圧がうまく出なくなり支障がでるかもしれません。
ということで正月もやっているSuper Autobacksに行ってオイルを購入。もちろん今のご時世に20W-40なんていうグレードのオイルは無いので、BPの10W-40のオイルを買いました。
で、ガレージへの道すがらいろいろと考えてみました。というのも以前から「リバースにギアを入れたときにバックランプが点灯しない」という事実が判明して「きっとどこかで断線しているのだろう」とオイル交換のついでに調べてみるか、と考えたのです。
・事実としてリバースにギアを入れたときにバックランプが点灯しない
↓
・前のオーナーはクラッチディスクを交換した(と言っていたので本当かどうかは不明)
↓
・たぶんその時に配線を間違えたか付け忘れたのだろう。
↓
・まてよ、ミッションには(4速に入ってONになる)OD用のスイッチもあるはずだよな。
↓
・ということは、もしかしてリバーススイッチのハーネスとODスイッチのハーネスを間違えて取り付けたのでは?
↓
・もしそうだとしたら、リバースに入れたときにODソレノイド回路がONになり、4速に入れたときにバックランプ回路がONになる。
↓
・とすると。。。。
と、急遽国道沿いのコンビニに車を止めて、エンジンを止めた状態でギアを4速に入れると、予想通りにバックランプが点灯しますた(w
4速に入れるたびにバックランプをつけて平気で走っていたのですね。後続の車の人、ご迷惑をおかけしました(w
でガレージについて調べてみると、次の絵のようにスイッチの位置が判明しました。
AがODスイッチ。Bがリバーススイッチ。いずれもギアボックス上面にあるので、接続には下からもぐった状態では手探りで探すしかない。特にリバーススイッチはギアボックス後方の右側(運転席側)上面にあるので、ちょっとわかりにくいのです。
ODとリバースの配線を正しく接続して、まずはリバースにギアをいれると・・・バックランプ点灯。よしよし。で、4速にギアを入れてODレバーをオンにすると・・・「カチン」とODソレノイドリレーが動く音が「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
さて、ここまできたらあとはギアオイルを交換して車を走らせるだけ。国道に出てギアを4速に。そこでODレバーをオンにすると・・・・「グォン。」と古いATのシフトショックに似た振動が起こったあとにエンジン回転が落ちて加速が始まった。「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」ODが作動したーー!!
ODレバーでODをオフにすると同じようにシフトショックが起こってシフトダウン。「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
もうね、最高。60km/h以上の高速走行が非常に楽になりました。
MGB同様の油圧クラッチなギア接続なので壊れにくい上に整備しやすいんでしょうか。さすが信頼性のスウェーデン車。
まさしく「修理は推理」とはこういうこと。これだからレストアはやめられません。
2005.12.31
最近の整備では、次のサービスマニュアルを使っています。
いずれも供給元は海外通販。http://www.books4cars.comとhttp://www.TheMotorBookstore.comです。
ボルボ純正のサービスマニュアル。英文。
非常に詳細かつ豊富なデータと写真が記載されており、細かいことなど最終的に参考するには今のところこれが一番。やはり純正マニュアルって感じがします。
マニュアルは’70年用だけど、’70年と’71年の差はパワステが標準装備になっただけで基本的に同じ。っていうか、在庫が’70年しかなかったんですよね。
お次はお馴染Haynesのマニュアル。ただし現行では廃版のためボロボロの中古品をゲット。
上のサービスマニュアルと比較してみると、なるほど純正マニュアルのコピペが多いなぁ、ということがよくわかります。ただしアマチュア向けってことで細かい解説や整備ポイントが詳しく記述してあるのがうれしいですね。
Brooksland社のマニュアル。
内容はほとんどHaynesと同じなのだけれど、なぜかATの解説が非常に詳しく書いてあります。私には関係無いけど(笑
2005.12.15
ゼニスキャブの関連サイトを検索したら、ここをハケーン
Carburetor Resources
ゼニスキャブのOH時の調整方法を示したドキュメントとかがあり、結構為になります。
今週末の整備に、ぜひ。
2005.11.30
スペックをよく確認したらB30Aエンジンの点火時期は10°@700rpmじゃないですか。
げげげ、まだ早いぢゃん(^^;;;
早とちりは怪我の元
2005.11.26
スペックを忘れたのでとりあえず4気筒エンジンの標準である49°にしておいたが、本当は42°。ちょっと大きすぎたかなぁ。多分高回転域で点火遅れが起こるから、正規のドエル角にすればもうちょっとパワーがでるかもしれません。
2005.11.15
先週下見に行って、そのときに思ったこと。即ち手を入れないと、って思ったこと
- キャブの調整とOH
- エンジン止めてもしばらく回り続ける「ランオン」が起こっている。混合気が濃いのかプラグの熱価が低いのでしょうか?
- 点火タイミング、ポイントなど
- アクセル全開時のノッキングの激しさといったらもう!プラグも含めて点火系をすべて見直す必要があります。
- シリンダヘッドカバーからのオイル漏れ
- ガスケット入手しなければなりません
- シート張替え
- ぼろぼろでした(笑)でもこれは財布と相談ですね。
あと、買わなきゃいけないもの
- サービスマニュアル(実はすでにAmazonで注文済み)
- ボディカバー
- キャブOHキット
いずれにせよパーツとアクセサリをネット購入&個人輸入できるところを現在検索中です。
あと、参考になるサイト
- SU, Zenith, Weber & Amal Carburetters from Burlen Fuel Systems
- キャブのパーツ屋。英国
- Volvo 164 Club of Sweden
- Volvo 164のネットクラブ。非常に詳細な情報がいっぱいです。