VOLVO 164の整備日誌

3月に「なごやスワップミート」というイベントがあって、まぁイベントそのものは期待はずれまくりのつまらんイベントだったんですが、それでも唯一の収穫として購入した今は亡き大森計器のφ52タコメータ。

4気筒と6気筒でのみ使えるタコメータ。ヤフオクだとなかなか安価で落札できないんだけど、今回1000円で購入。目的はもちろんVOLVO 164に付けるため。そんなにエンジンをガンガンに回して乗っている訳ではないけど、特に手を施していないエンジンなので極力労わりながら乗るには回転数を把握して乗る方が精神的によいのです（笑）。

で、購入してから1ヶ月強放置してあったのですが連休で時間が出来たので取り付けてみました。

まずは配線の確認。赤、黒、緑、白の配線が出ているのですがどれがどれか判りません。大森計器のWebを探してみると・・・閉鎖されています。

えー。

いろいろとググって調べた結果「赤：12V(ACC)」「黒：GND」「緑：パルス」「白：12V(イルミ)」ということらしい。どうやらこの配線の色はどのメーカーでも同じだそうで。

取り付けるにしてもメーターのパネルを作らないといけません。さすがにこれは1mm厚のアルミ板で自作しました。本当は1.5mm厚で作りたかったのですが1mm厚しかカーマには置いてなかったのです。

大きな穴は、メーターの径をノギスで実測してコンパスで描き、5mm程度ののドリルで繋げるように空けてヤスリで仕上げます。外側は金切りはさみで大雑把に切ってヤスリで仕上げています。意外に綺麗にできました。

ここまでくればあとは取り付けるだけです。回転数のパルスはイグニションコイルのマイナス端子から引っ張ってきます。あとACC電源とイルミ電源はヒューズボックスから引っ張ってきます。

ACC電源は左から2～5番目までなのですが、今回は3番目からとりました。イルミ電源は右から1～2番目になります。VOLVO 164の場合ヒューズボックスがセンターコンソールにあり、しかも平形端子で配線されているのでとても便利ですね。

まずは仮配線して動作確認。

写真ではイルミ電源を繋いでいませんが、一応動作することが確認できました。あとは取り付けて配線を取り回すだけ。どこに付けようかな～と考えた挙句、見易さを考慮してダッシュボードの左側につけることにしました。

邪魔かな、と思いましたがさほど気にはなりません。

作業そのものは10分ほどで出来ました。走ってみたのですが・・・これまでの乗り方だと1800～3000回転しか使っていないことが判明。だって4速+オーバードライブ(OD)オンで2200回転で80km/h。親父のクラウン(3L 直6)を乗っていたときも同じようなものだったから、こんなもんかもしれませんが・・・これってトラックとかバスと同じ？？？(爆)

エンジンスペック を改めて見ると130馬力(5000rpm)で21kg/m(2500rpm)ですからB30エンジンって低回転高トルクのエンジンだってことが実走行でもよくわかります。試しにアクセルを踏み込んで引っ張ってみましたが4000rpmを超えたところで頭打ちになって5000rpmからは伸びもありません。

ここから判ることはエンジンの常用回転域を2000rpmまでとして加速時に2000～3000rpmを使えばよく、無意味に引っ張ってもガソリンを使うだけってことですな。

下の写真は約80km/h弱で走行時にODをON/OFFにしたときの回転数の差を撮影してみました。

★ODオフ時

★ODオン時

見難いのですがODをオンにするとメーター中央下のランプが点いて600rpmほど下がります。これって結構大きいんですよね。時速換算すると同じ回転数で30km/hほど差がでます。つまり、たとえばエンジン回転数を3000rpmにした時、4速+ODオフだと約80km/hだけど4速+ODオンだと約110km/hまで出せるということです。私の車は偶然にもOD付きのミッション(M410)だったからよかったもののOD無し(M400)だったら結構きついかも。なるほど、アマゾンユーザーがOD付きミッションを欲しがるわけだ。

回転数を見ながら走行すると安心できる、っていうのは私だけかもしれませんが、それでもつけてよかったかな、と。でも

ただ、外から見るとちょっと見た目が宜 しくないかも。