2006.01.01
ギアオイルの交換とオーバードライブの復活
オーバードライブ(OD)付のマニュアルミッション(Type M410)のオイルは一般的なギアオイル(75W-90)ではなくエンジンオイル(指定は20W-40)ということがわかりました。
ODなしのミッション(Type M400)は通常のギアオイルが指定されているので基本的には問題は無いと思われるけど、ODの油圧制御の関係上ギアオイルだと硬すぎて油圧がうまく出なくなり支障がでるかもしれません。
ということで正月もやっているSuper Autobacksに行ってオイルを購入。もちろん今のご時世に20W-40なんていうグレードのオイルは無いので、BPの10W-40のオイルを買いました。
で、ガレージへの道すがらいろいろと考えてみました。というのも以前から「リバースにギアを入れたときにバックランプが点灯しない」という事実が判明して「きっとどこかで断線しているのだろう」とオイル交換のついでに調べてみるか、と考えたのです。
・事実としてリバースにギアを入れたときにバックランプが点灯しない
↓
・前のオーナーはクラッチディスクを交換した(と言っていたので本当かどうかは不明)
↓
・たぶんその時に配線を間違えたか付け忘れたのだろう。
↓
・まてよ、ミッションには(4速に入ってONになる)OD用のスイッチもあるはずだよな。
↓
・ということは、もしかしてリバーススイッチのハーネスとODスイッチのハーネスを間違えて取り付けたのでは?
↓
・もしそうだとしたら、リバースに入れたときにODソレノイド回路がONになり、4速に入れたときにバックランプ回路がONになる。
↓
・とすると。。。。
と、急遽国道沿いのコンビニに車を止めて、エンジンを止めた状態でギアを4速に入れると、予想通りにバックランプが点灯しますた(w
4速に入れるたびにバックランプをつけて平気で走っていたのですね。後続の車の人、ご迷惑をおかけしました(w
でガレージについて調べてみると、次の絵のようにスイッチの位置が判明しました。
AがODスイッチ。Bがリバーススイッチ。いずれもギアボックス上面にあるので、接続には下からもぐった状態では手探りで探すしかない。特にリバーススイッチはギアボックス後方の右側(運転席側)上面にあるので、ちょっとわかりにくいのです。
ODとリバースの配線を正しく接続して、まずはリバースにギアをいれると・・・バックランプ点灯。よしよし。で、4速にギアを入れてODレバーをオンにすると・・・「カチン」とODソレノイドリレーが動く音が「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
さて、ここまできたらあとはギアオイルを交換して車を走らせるだけ。国道に出てギアを4速に。そこでODレバーをオンにすると・・・・「グォン。」と古いATのシフトショックに似た振動が起こったあとにエンジン回転が落ちて加速が始まった。「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」ODが作動したーー!!
ODレバーでODをオフにすると同じようにシフトショックが起こってシフトダウン。「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
もうね、最高。60km/h以上の高速走行が非常に楽になりました。
MGB同様の油圧クラッチなギア接続なので壊れにくい上に整備しやすいんでしょうか。さすが信頼性のスウェーデン車。
まさしく「修理は推理」とはこういうこと。これだからレストアはやめられません。
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