2008.10.11
フロントコントロールアームブッシュの交換(2)
外したコントロールアームからボールジョイントとブッシュを抜く。
抜くための必須アイテムはもちろん「油圧プレス」です。コレさえあれば鬼に金棒。
抜くには、ブッシュ・ボールジョイントの径にあった「アダプタ」を探すことから始まる。ソケットのコマが強度的にも非常によいのだけど、大口径のソケットが必要の場合は、その出費も馬鹿にならない。まぁ、ドライブシャフトやハブベアリング交換などで使うかもしれないので先行投資、ということに(笑
ロアアームのボールジョイントを外すのに使用したのは42mmのソケット。
いとも簡単に抜けてしまいます。
ロアアームのブッシュは押す側に27mm、受け側に46mmのソケットを使いました。
ロアアームのブッシュは片方向にしか抜けない構造になっているので、反対側のブッシュは先に抜けた穴へプレスのシャフトを通して外します。
アッパーアームのボールジョイントも同様に抜きます。使うソケットは、押し側が32mm、受け側が50mmです。ちなみに46mmのソケットは3000円ほどします・・・。なお、アッパーアームのブッシュは構造上特殊な方法でしか抜けません。まぁそれほど痛んでいないのでそのまま使います。痛んでいたらアームごとAssyで交換になります。
ブッシュとボールジョイントが抜けたコントロールアーム上下。
抜いたときと逆の方法で、ブッシュとボールジョイントを圧入してゆきます。押し側にあったアダプタ(ソケット)や受け方をあれこれ考えて・・・と。
フロントキャリパを外したついでに、ピストンシールの交換もします。写真は万力に固定した状態にして、エアでピストンを抜き取った後の状態。なんか茶色に汚れたブレーキオイルが噴出していますね。キャリパはそのままサンエスKの洗浄液の中に一晩浸漬して汚れを取り除きます。
取り外されたピストン。表面には小さな錆が・・・
ここまできて今日はタイムオーバー。続きは後日に。
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