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2007.08.26

スロットルリンクブッシュ

購入当時から気がついていて、ずっとどうしようかと考えていたのが「スロットルリンクブッシュ」。
これは何かというと、ココについているはずのブッシュです。
DSCN3160.JPG

現状ではこのように、ブッシュが無くなってしまってリンケージシャフトが支持フレームの穴の中へとりあえず差し込まれているだけの状態なのですが、軸径にくらべて支持フレームの穴ははるかに大きいためアクセルペダルのガタを生じさせ、またこのガタが、これまたアクセルON時のキャブバランスのずれも生じさせていました。

本来ならココにはラバーブッシュ(部品番号:666143)が軸受けとなって取り付いているのですが、損傷して外れやすいんでしょうね。GCPではずーっと欠品となっている部品だったので、アルミか真鋳の棒材から削りだして自作するしかないなぁ、と事ある毎に思案していた訳です。

で、最近使っているScandcarでこのブッシュのことをふと思い出して何気なく検索していたら、なんと在庫がるじゃありませんか!どうやらAMAZONやP1800にも使われている共通部品のようです。

ということで、もちろん即クリックぽち。

で、これがそのスロットルリンクブッシュ。
DSCN3158.JPG
小さな透明のウレタン樹脂(?)で出来ている部品です。でも、これが上記のようにアクセルワークに非常に大切な部品なのです。
仕上がりがあまりよくないので、何度か再生された型で作られたのでしょう。でも無いよりマシです。ちなみに将来を考えて2個注文しました。万が一の場合、自分で型を作って再生できるからです。

スロットルリンケージをはずしてゆきます。まずはキャブレター側。ジョイント部は受け側にあるクリップをはずすと抜くことができます。
DSCN3161.JPG

次にアクセルペダル側。
DSCN3162.JPG

取り外したリンケージシャフト。
DSCN3163.JPG

本来はこんな感じでブッシュが軸受けになっています
DSCN3164.JPG

ボディ側のフレームにブッシュを嵌め込みます。
DSCN3165.JPG

リンケージシャフトを組み付け直します。ジョイント部にはモリブデングリスを、ラバーブッシュの穴には念のためブレーキパーツ用のラバーグリスを塗っておきます
DSCN3170.JPG

取り付けた後に、キャブレターの調整をしておきます。その結果ですが、当然のことなんですがアクセルペダルのガタつきは無くなりアクセルを踏み込みと比例したエンジンの吹けあがりが実現されました。「ダイレクト感」というんでしょうか、そんな感じが増えたのは間違いありません。
たかがブッシュひとつ、されどコレだけで格段の操縦安定性が増える、というのは奥深いことです。

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