デスビのメンテ

前回の点火時期の確認の時に見る場所を間違えていて、もう一度ちゃんと見たらBTDC35°になってました。そりゃ早過ぎるでしょ。ノッキングもするはずです。
で、デスビを調整する前にキャップをあけてみたら、これがひどいのなんの。ローターは真っ黒だし、ポイントは随分と痛んでいます。
偶然にも前オーナーがポイントとデスビローターの部品を一緒にくれたので、それに交換して点火時期を見たら、なぜか見事にBTDC20°に戻ってくれました。なんでだ?ドエル角も49度。エンジンの不調は混合気だけのチューニングじゃダメなんだな、と改めて実感しました。

走ってみると、これが見違えるような走りに。アイドリングもとても安定して、吹けあがりも静かで伸びもあり、踏み込んだ分だけ回ってくれます。なによりノッキングが無くなりました。
たったこれだけのことでエンジンは見違えるように良くなる訳です。この瞬間が、旧車をいじっていて一番楽しい瞬間ですね。いじればいじるほどいじった分だけ良くなってゆく。

車はとても正直で素直なものなのです。たとえそれが新車であれ旧車であれ。

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