2007.04.02
スピードメーターケーブル&オイルシール交換。
スピードメーターケーブルが突然切れたので交換しなければならないのだけど、実はケーブルがつながるところからオイル漏れも発生しています。
原因はスピードメーターギアのオイルシールの劣化だと思うのですが、駐車していると結構なオイルが地面に垂れるので以前から気になっていたところ。今回のケーブル交換と一緒にオイルシールも交換することにします。
ギアボックス側のケーブルを外すと茶色のオイルが流れ出てきた。なぜ茶色??
ここで何かが違うことに気づく。オイルシールの形状が違うんです。左がついていたオイルシール、右がGCPで注文した新品のオイルシール。
明らかに違う形状。もしかして私の注文が間違っていたのか?と恐る恐るギアケースに取り付けてみると、なんとぴったりはまるし(笑
よくよく考えてみると、こんな円盤状のオイルシールではギアケースの形状上オイルを食い止めることは絶対できない。円盤状のフランジ部を挟み込む形状ではないのだ。
これって、もしかして
・以前に整備した人が間違えて取り付けた
・部品を間違えて注文してしまったのだが仕方ないのでとりあえず取り付けて事なきを得ようとした
・部品が注文できなかったので適当にあったオイルシールで応急処置をした
のいずれかの可能性が非常に高い。つまり作業ミス、である。
こーゆーのを見つけると、専門ディーラーだからといって一から全部を信用信頼してはいけない、ということがよくわかるんですよね。
特に古い車は、メカの腕の悪さをそっちのけにして「古い車はオイル漏れなんて当たり前ですから」と平気で言い切りますから。
すべてのディーラーでこういうメンテをするとは限りませんが、たとえそこが「神様」と言われるディーラー、メカニックの作業であっても、乗るユーザー側がメカニックの作業結果をちゃんと確認・点検できる「目」や「知識」を持たないといけないと思います。特に旧車においてはなおさらだと思います。
ちなみにこの車、前オーナーが点検整備したのは三河地方にある車名と同じ名前の某専門ディーラーということなんですが・・・何か?(爆
閑話休題。そんなんで適当なサイズのソケットレンチを使ってオイルシールを打ち込む。
オイルシールを奥まで打ち込んだところ。もちろんサイズはぴったり。しかもギアのシャフトにもぴったりフィット(笑
スピードメーターケーブルはギアボックス側から約10cmのところで切れていました。ちょうどマフラーが通るところなので熱劣化による破損と思われます。内部のワイヤーが激しく錆びていたので、これとギアオイルが混ざって茶色の液体になったのでは、と推定します。
ケーブルはGCPから純正品を購入。年式、右/左ハンドル、ギアボックス(ODの有無、AT/MTの違い)で長さが違うのでパーツリストで正規のケーブルのパーツNo.をオーダーすること。ちなみに私の車(71年式、右ハンドル、OD付(M410))は”676696″です。
元どおりに取り付けます。もちろんコンパネのメーターへもケーブルを取り付けて完成です。
ついでなのでギアオイルを交換しておきました。OD付のM410なので、オイルは10W-50程度の普通のエンジンオイルになります。安い鉱物系で十分です。通常のギアオイル(75W-90)は粘性が高くてODが不調を起こします。入れる量は1.4L程度です。
漏れについては余計な油分を取り除いて放置プレイの後に漏れが発生しないか確認します。
まだあとにスタビのブッシュ交換があるので、いまだジャッキアップのまま。
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