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2005.12.06

プラグコードとデスビキャップ交換

そういえば日曜日にキャブを取り外す前にプラグコードとデスビキャップを交換したので、そのときの話を。

部品の交換そのものは超簡単に終わりました。そりゃそーだ、本当にはずしてつけるだけの交換ですから。で、変えたついでに点火時期ドエル角を合わせよう、と思い立った訳です。エンジンテスターとタイミングライトがガレージにおいてあるので、暖気も含めて走ること1時間。でもってガレージの前でデスビの固定ボルトを緩めてタイミングライトで点火時期をBTDC10°に合うようにゆっくりまわして、っと。おお~!なんかアイドリングがさらに静かになったぞ!
・・・とここまではよかった。問題はドエル角です。

ネットで調べたB30Aエンジンのドエル角は42°なんですが、それに合わせようとポイントの固定ねじを緩めてポイントギャップを調整しても、どうしても42°になりません。49°近くまではいくのだが、そこからギャップを離してゆくとテスターの表示が不安定になってゆき、そのうちエンジンがかからなくなる。ポイントが離れたままで、つまりは点火しないということです。

「おっかしーなぁ・・・」と考えること5分。そしてふとあることに気づきました。

そもそもドエル角というのは「カムクロージングアングル」とか言われて、ようするにポイントが導通している(ONになっている)間のデスビの回転角のことで、通常4気筒のエンジンではアイドリングの回転数で42°~48°というのが標準です。
この42°~48°という数字は、360°を4分割した90°のほぼ半分、という数字なのです。

でもってB30Aは6気筒。つまり360°を6分割した60°に対してどれだけか、ということがポイントです。単純に30°にしてしまえばいいのですが、あまりカムクロージングアングルが短いと十分な電流をコイルの一次側に供給できなくなりスパーク(二次)電圧が低下します。ですので実際には4気筒の場合は50°前後、6気筒の場合は40°前後が一般的なドエル角になるわけです。

ここでスペック上のドエル角が42°というなんですが、6気筒の場合は60°に対して42°のポイント閉ですからポイント開角度は僅か18°。4気筒の場合と比べてギャップは必然的に狭くなりませんか、先生?
で、もうちょっと真剣に調べると、ポイントギャップは「0.25mm」とあります。ぅへっ、0.25mm?!むちゃくちゃ狭いやんけ!
ドエル角だけを頼りにして調整していた私が間違っていました。ちゃんとポイントギャップで調整してみます。

ということでキャブがOHできたら、もう一度トライしまっす。でも何でテスターは変な値を示したのだろうか。ギャップが小さいのでチャタリングとかのノイズを拾ってテスターが信号をちゃんと読みきれなくなったのだろうか・・・

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